「キータ!ゆっくり呼吸するんだ!ヒッヒッフー…ヒッヒッフー…ほらやってごらん!?」

「ヒッヒッフー…ヒッヒッ……………」

「オギャー!……………オギャーオギャー!!」


「え!?う…生まれた?…生まれたぞ!!」


大きな産声とともに小さな小さな子ギツネが産まれました。
「やった…グスン…」
泣きながら喜び我が子を抱く父親ギツネのピース。しかし…


「キータ??どした?もっと喜べよ…」

ピースが見たのは産まれたばかりの赤ちゃんギツネよりも小さく息をする母親ギツネのキータの姿でした。