桜の花の木のしたで


「お前もしかして………泣いてた……………か?」


え……?


イマナンテ?

少し焦った私は演技をした。



「えっ私?………泣いてない…よ!変なの〜!」

疑いの目を向ける柏木君。



えええぇぇえ。



めんどくせえとか思われてるのかな…。

私は次の言葉に備えて心の準備をした。



(よし!どーんとこい!!)


「む…りすんな。」


……………。



ん…………………?

お…………………?


へ…………!?



えっいやなんかまるで私のつらいところを全部わかってるみたいななんていうか……。


その言葉に温もりを感じた。


このままいたら泣いてしまいそう。




「ありがとうっ!あ、私今日用事あるから早退なんだっ!ばいばい!」



私は逃げるかのように校門の方へ走っていった。