桜の花の木のしたで

「お前歌川舞香なのに舞原うたなのか?」



「は……はい…。」


「ふーん。」



ふーんって聞いといてふーんはないでしょ!?


って今逆らえる立場じゃないんだった……。



「正体秘密てきな感じなんだ?」


「うん……まぁ…。」


「バラされたくなければ…………。」



えええっ交換条件!?


金だせとか言われんのかな!!??



怖いよぉ…………。


私はぎゅっと目をつぶった。