謹慎中だから、むやみに外出ると
期間が伸びそうだから、あんま出るのやめとくか…
--ブーブーブーブー
メール受信の音。
「誰だよこんな朝から」
見てみると
【柊斗謹慎ってなんでだよ!!俺お前いないとつまんねぇから早く出てこいよ!】
「お前俺の彼女かよ…」
直哉からのメールだった。
こいつ相当俺のこと好きだよな。
「これが結菜っちだったらな…」
俺はこの時何かが揺れ動いた。
よくよく考えたら…
あいつが結菜っちを傷つけたから…とか思いながらも
ほんとは…結菜っちが全然振り向いてくれないって
こんな頑張ってるのに、なんであいつなんだよって
苛立ちが出てきて
あいつにあたったのかもな…
「まじで俺最低だな…」
俺の自信はマイナスにまでいった。
「もう…知らね。」
俺は結菜っちへの気持ちを
押し殺すことにする。