心の底から君が好き



柊斗をリビングに案内して


「お父さんとお母さんに挨拶したら、結菜の部屋に行く」

「へ?!」


突拍子もないこと言うから、変な声出しちゃったよ。


「彼女の部屋は見ておきたいじゃん?」

「……」

「それに結菜だって俺の部屋もう見てる訳だし…ね?」



…何も言えない。

柊斗の部屋には勝手に行ったし…ほんと何も言えない。



「…わかった」




あたしは男の人を自分の部屋に入れるの

お父さんとお兄ちゃんとヒロ以外初めて。


なんか緊張してきた。






--ガチャ




「ただいまーーーーー」



お母さんの声だ。

帰って来たんだね。





「お母さんおかえり。お父さんは?」

「これ…」




下を指差したから見たら



「うわ!酒くっさーー。」




玄関のとこにへらへらしながら

横たわってるお父さん。



あまりのお酒臭さに鼻をつまむ。

どんだけ飲んだんだか…





「そうなのよー。もうここまで連れて来るの大変だったんだから」

「お疲れさま…」



何か見てて哀れな感じしかしない。



「それよりお母さん来て!!」




お父さんを玄関に置き去りにして

あたしはお母さんの腕を引っ張る。





「なになに??」

「連れて来たよ!!」

「だーれを??」



リビングに到着。

そしたら柊斗が立ちあがる。