少しヒロがムスっとした顔をして
「姉ちゃんに彼氏とか、どうせろくな奴じゃないんだろ」
な…なんだって?!
まさかヒロがこんなこと言うなんて…
「ヒロ!!そんなこと言わないの!!」
「うるせぇ!へらへらへらへらしやがって」
ヒロはぷいっと反対方向に顔を向ける。
今ヒロは反抗期なのだろうか。
「もしかして…好きな子となんかあったり…」
「は?!ちげぇから」
「もう、そんなお姉ちゃんに隠したって無駄無駄っ!ヒロのことはなんでもお見通しなんだから」
「…でもほんとちげぇから」
なんなんでしょう、さっきの間は。
でも、ヒロも恋するようになれたんだねっ
俺は好きな奴なんか、絶対できないって言ってたのに。
よくよく考えたら、柊斗のお姉ちゃんも同じこと言ってたね。
確かに弟が恋するって、嬉しいもんだっ
「ヒロ!相談だったらいつでものるからね」
「…のんなくていい」
へへっかわいいやっちゃ
そういえば、ずっと玄関で立っている状態だった。
「柊斗!とりあえず中に入って?もうすぐでお父さんお母さん帰ってくると思うし」
「じゃあ待たせてもらおう「帰れよ!!!」
…はい?!
またヒロかいな。
「ヒロ!!もうなんなん??」
「俺はこいつ気にいんねぇから早く帰れー」
「はぁ…もういい加減にしてよ!もう中学2年生なんだから」
「…餓鬼扱いすんな!!姉ちゃんに俺の気持ちわかってたまるかよ!!」
そう言って2階の自分の部屋まで
猛ダッシュでかけ上って行った。
なんかいつものヒロじゃなかった。
やっぱり悩みでもあるのかな。
「結菜。俺いても大丈夫?」
「ん??大丈夫大丈夫っ。ヒロはちょっと拗ねてるだけだと思うし」
「んーそうかぁ」
「気にする必要ないからね?」
柊斗はまだ納得のいかなそうな顔してたけど
ヒロのことだから、明日にはもうけろっとしてるよ。

