柊斗があたしの手を握ったままソファーに腰を掛けた。
あたしが柊斗の目の前で立ってると
「結菜おいで」
あたしの手を離し、両手をひろげてる。
ちょっと…これはどうしたら…
行った方がいいのかな…でも…
そしたらしびれを切らしたのか
グイっと腕を引っ張られ
「遅いよ」
柊斗が座ったままあたしを抱きしめ耳元で呟いた。
やばい…なにこれ。
心臓の音が聞こえちゃうよ。
「結菜がかわいいこと言うから」
「かわいいこと…?」
「ヤキモチ」
だからここに連れてきてこんなこと…
きゃーもう無理。むずがゆい。かゆいかゆい!
「だって…」
「だって??」
「多分あたしずっと柊斗が好きだったんだと思う。だからやだったの…かな」
それを聞いた柊斗がはぁとため息をついて
「結菜が悪いんだからな」
「え?」
その瞬間、唇に柔らかい感触がして
さっきのとは違う…唇を押し当てるような
徐々に激しくなっていって
口を割いて入ってきた…舌
柊斗はあたしの舌と絡ませ口腔内を舐めまわしていく。
「…ふぁ」
あたしはつい変な声が出てしまった。
「結菜かわいい」
一瞬唇を離し、艶っぽい表情をしてそう呟く。
あたしはそんな柊斗のされるがままに。
やっと離してくれて
「ごちそうさま」
にこってあたしを見る。
「柊斗…」
あたしはぐったりしてしまった。
1日でファーストキス…セカンドキス…
まさかの大人のキスまでも…
あたしは一気に大人の階段を上ったようだ。

