「はい」と柊斗が左手を出してきたから
あたしは躊躇いもせず、その手を握った。
「結菜かわいい…」
なんかボソッと聞こえてむずがゆい。
柊斗は平気でそういうこと言っちゃうから
…あたしだって
「柊斗ってなんでそんなかっこいいの?」
言ってやった!!
これからはなんにも躊躇う必要なんかないから
ばんばん言うって決めたんだっ
「え…?」
あたしが珍しいこと言うもんだから
柊斗がきょとんとしてる。
「だっていっつも柊斗きゃーきゃー言われてるし…」
あたしは密かにやだなって思ってたのは…ココだけの話。
なんでやなんだろってあの時は不思議で仕方なかったんだよね。
「結菜それって…ヤキモチ…」
「……」
改めてそうヤキモチって知られると…なんかあわあわする。
そして徐々に顔が熱くなってるのがわかる。
「結菜俺にヤキモチ妬いてくれてたの?」
「…うん」
そしたら小さく
「まだ学校閉まるまで時間あるよね」
聞こえないように言ったのかあたしにはよく聞こえなかった。

