聖奈と田部くんが安心しきった様子で
帰って行ったから
「柊斗あたしたちもそろそろ帰ろ?」
「そうだねっ。帰ろっか」
そう言って柊斗はあたしの手をとった。
こうやって…彼女…ってあたしって彼女??
お互い好きってなって…でも付き合ってって
なってないよね??
あたしは繋いでない方の手で柊斗の服を引っ張り
「ねぇねぇあたしたちって…」
そう言いかけたら
「あっ!!」っと何か思いついたかのように
繋いでた手を離し、あたしと向かい合って
「横橋 結菜さん…大好きです…俺と…付き合って下さい!」
そう言って頭を下げ、右手を出してきた柊斗。
--トクントクン。
こうやって改まって告白されたから、胸の鼓動が激しくなってる。
柊斗はいつも大好き大好きって言ってくれるけど
こうやって言ってくれるの初めてだよね…
嬉しくなったあたしはにこって笑い
「あたしも相川 柊斗くんが大好きです。宜しくお願いします」
そう答えて柊斗の右手を握った。
頭を上げてものすごく嬉しそうな表情であたしを見つめ
--ちゅっ
軽く触れるだけのキスをした。
「……」
まだキスは慣れてないから…恥ずかしくて
思わず俯いてしまう。
「あぁもう幸せだ」
柊斗…あたしもだよ。
そう心の中で呟く。
ほんとに幸せ。

