心の底から君が好き



聖奈が何かを察したのか


「どうせキスのことでも想像してたんでしょ」



…何?!聖奈はエスパーかい?!

見透かしすぎだよっ




「そうなの?結菜」


そう言う柊斗の顔が、ものすごく愛しそうにあたしを見てるように見える。

あたしは隠し通せないってわかったから




「……」


黙ったままコクンと頷いた。





そんなあたしを見た柊斗が、ぼっと火がのぼるように顔が真っ赤になって


「結菜かわいすぎる…」



ぎゅっと抱きしめてきた。


あたしは恥ずかしさのあまり、柊斗の胸に顔を押し当てる。

だってキスのこと想像して顔真っ赤になるなんて…相当恥ずかしいよ。




呆れたように笑いながら


「じゃあそろそろあたしたち帰るね」


聖奈がそう言ったから、顔を出して


「え?一緒に帰らないの??」


あたしはてっきり4人で帰るんかと…




「せっかく記念の日ができたのに2人で帰らないでどうするの?」



記念の日…(きゅん)。


なぜかきゅんときた。





「…ありがと聖奈」

「まぁ相川くんに襲われないように気をつけなよね」




お…襲われる?!

いくらのあたしでも襲われるの意味くらいはわかってる。



「あぁーいますぐ結菜食べたいくらいだからなぁ」



変なこと想像してるのか、柊斗の鼻から血が垂れてきてる。

そんなのほっといて



「襲わせないから大丈夫」


警戒心を漂わせながらそう言った。