そういえば…言ってたかも。
すっかり忘れてた。
「ごめん聖奈。忘れてた」
「そうだと思った!またキスを見せつけられるとこだったよ!」
聖奈が腕組をして仁王立ち状態で言ってる。
その横にいる田部くんが困ったような顔をして
「そんなこと言っときながら、よかったよかったって泣いてたくせにな」
聖奈の頭をぽんぽんしてる。
仁王立ちで腕組したまま、ぽんぽんされてる聖奈は一気に顔が真っ赤になって
「俊希!!それ言わないで!!!」
そのまま俯いてしまった。
聖奈あたしたちの為に泣いてくれたんだ…
すごく心配してくれてたもんね。
「ありがと聖奈」
あたしも聖奈の頭ぽんぽんしたい。
それより抱きしめたいっ
そしたら柊斗が口を尖らせて
「なぁ俺結菜とちゅーしたかったんだけど」
…はい?!このいいシーンで普通こんなこと言う?!
俯いてた聖奈が顔を上げて
「これからいくらでもできるんだからいいでしょ」
「おう!そうだよな!!四六時中ちゅーできるもんな」
聖奈の発言に対して、柊斗がニヤニヤしながら言ってる。
…これからいくらでも。
--プシューーーー。
何かが沸騰するような音が聞こえてきた。
沸騰したあたしの顔を覗きこんできた柊斗。
「結菜顔真っ赤だけど何想像してるの?」
「…別に」
あたしはぼそりと答える。
だってさっきのキスのこと思い出して…なんて
口が裂けても言えないっ!!

