はぁと大樹先輩がため息ついて
「俺なぁ、お前がたまたまこの席に座ってるの見て、無理言ってこの席にしてもらった。」
「どどどどういうことです…か?」
「だから!!お前が好きだから同じ席に座りたかった!!!それだけだ!!」
先輩更に顔が真っ赤になってる。
--ばくばくばくばく。
信じられない言葉を聞いたから心臓が飛び出そうなくらい動いてるよ。
先輩があたしを好きだったなんて…
でも…
「先輩ありがとうございます…でもあたし…」
何かを察したかのように先輩は
「…もしかして好きな奴…できたのか?」
「…はい」
少し悲しそうな顔したけどすぐに微笑んで
「そうか。やっとお前も恋できたんだな」
そう優しく言ってくれた。
ちょっと胸が締め付けられる。
そしたら大樹先輩が開き直ったかのように
「俺もっとあいつみたいにアタックしとけばよかったよ」
あいつ…
「もしかして…柊斗ですか?」
「あぁ…あいつからいろいろ学んだ気がするよ」
「……」
「でもちゃんと気持ち伝えたから、悔いはない」
「大樹先輩」
「お前のこと…好きになれてよかったよ。ありがとな」
よく考えたら…先輩チョコ好きだもんね。
あとあたしをオムライス屋さんに連れて行ってくれた…。
それを考えると机の主さんが先輩でも不思議ではない。
あたしは周りを見てるようで、全然見てなかったんだ。
「先輩こそ…ありがとうございました…」
あたしを好きになってくれて
ありがとうございました…。

