シュークリームを詰めた箱にラッピングして
「よし!」そう言って、あたしは気合いを入れながら家を出た。
「今日はいるかな~。いたとしても会ってくれるかな~」
やっぱり会いたいって思ってるけど、不安の方が大きい。
もう3回目だし、道も覚えてるからすんなりと行けた。
あたしはアパートに着くなり足を止めて
「ふぅ~。大丈夫大丈夫」
そう言い聞かせながらまた歩き出した。
柊斗の部屋は2階で…階段を上り…
部屋まであとちょっとって所で
「じゃあまた来るね!ちゃんと学校行くんだよ!」
あたしは女の人の声が聞こえたから、サッと隠れる。
そして恐る恐る見てみたら
「…誰あの人」
柊斗の部屋からキレイな女の人が出てきた。
--ズキっ。
あぁまたこれだ。胸が苦しい。
あの人一体誰だったんだろう。
女の人はあたしに気づかないで帰って行ったから良かった。
でも…う~ん。やだ。
「…これが嫉妬かぁ」
もしかしてあの人が好きになっちゃったから
あたしのこと…
「それはやだ…」
あたしは隠れた状態のまま、胸にシュークリームを抱えて考え込む。

