そして見覚えのあるアパート。…1回だけ来た柊斗の家に到着。
あたしは不安で胸がばくばく動いてる。
シュークリームの入った袋をギュッと握りしめ
「よし!行ってみようか」
田部くんがそう言ったから
ふぅと一息ついて部屋まで歩き出した。
--ピンポーン♪
応答なし。
--ピンポーン♪
「いないのかな?」
「柊斗ーいるのか??いるんなら出てきてくんない?」
応答なし。
--ピンポーン♪
「柊斗。お願い出てきて。この間のこと謝りたくて…」
「相川くーん!いるなら返事して!」
応答なし。
みんなで顔合わせる。
「いないのかな」
「ご飯の買いだしとか行ってるとかかな」
「それだといいけど」
あたしはシュークリームの袋をドアノブにかける。
「柊斗ー!!柊斗の好きなシュークリーム買ってきたから、良かったら食べてね!」
もしいたら…って考えて、すごく大きな声で呼びかけた。
でもやっぱり出てくることも声もしない。
「今日はいないみたいだし、諦めようか」
「うん…しょうがないよね」
あたしたちは諦めて帰ることにした。
会いたかったな…柊斗。

