心の底から君が好き



--お昼休み。


聖奈とあたしは屋上で食べることに。




「結菜、整理できた?」


「うん。全部話すよ」


「聞くけど、言えるとこまででいいから」


「ありがと」




あたしは大樹先輩のキスのこと、柊斗の家に行った時の出来事全部全部話した。

嘘偽りなく全部。





「そんなことあったんだ」


「言わなくてごめんね?」


「なかなか言えないよこんなこと」


「…そうだよね」




聖奈はあたしの気持ちに乗っかるように言ってくれる。





「それより相川くんどうしたんだろうね。謹慎になる前の日まであんな結菜にべたべたしてたのに」


「……」


「斉藤先輩殴ったのとなんか関係ありそうだよね」


「やっぱりそうなのかな。でもあたしに嫌気がさしたって…」


「それってほんとなのかなぁ。だってカラオケの時に言われたの考えると、そんな急にってあり得ない気がする」






ほんとに急に柊斗が変わっちゃったからあたしもとまどいを隠せなかった。




「あとさ、結菜はまだ斉藤先輩好きなの?なんか見ててそこが1番わからない。」


「……」


「まぁ結菜ずっと恋してなかったから勘違いってのもあり得るよね。それにこの前聞いたのは“好きかも”だったしね」


「でも桃ちゃんといる時の大樹先輩の笑顔を見たときすごく嫌な感じした」


「う~ん…嫉妬かぁ。その嫉妬が恋って人もいるし、友達にする人だっている。」


「友達?」

「そう。仲良い子が他の子に…ってちょっと嫉妬するとかだってあるよ」


「そうなんだねっ。嫉妬にもいろいろあるんだね」


「うん。だから結菜はどっちなんだろうなーって思うよ」


「あたし…どっちなんだろ」


「それに!好きな人っていつも頭に浮かんでくるよね。あたしもだし!」


「なるほど…」




聖奈といろいろ話してたら、いろいろ考えることがたくさん見つかった。


1人で考えても見つからないことっていっぱいあるんだね。