心の底から君が好き



いきなり山崎先輩の顔が少し真面目になって


「柊斗のことだけどさ…」


「柊斗ですか…?」




何を言われるのか不安ですごく心臓がばくばく動いた。

それになんだかいつもの山崎先輩とは少し違う。




「あいつになんかした?」


「え…?」


「あいつ中学の時みたいになりそうなんだよね」


「中学の時みたいって」


「暴走するかもしれないってこと」



暴走するって…でも昨日のはあたしにただ冷めたから

ああいう風になっただけなんかと…




「…どうしてですか」


「結菜ちゃんが関係してると思ったから聞いたんだけど、違う?」


「あたしは…」



あたしが俯いて口ごもってたら





「あの山崎先輩!!!結菜にどうこう言わないでください!!困ってるじゃないですか!!結菜に言ってなんになるんですか?結局は相川くん自身の問題です」




いつも目をハートにしてる聖奈が山崎先輩に怒ったように言ってる。

そんな中あたしは何も言い返せずにいた。

いきなり聖奈が言ったから、山崎先輩も唖然としていたけど

すぐに困ったような顔になり、あたしを見て




「そうだよね。ごめんね結菜ちゃん。昨日殴ったって聞いたから柊斗ん家行ったら、柊斗が全然違うからなんかあったと思って、1番最初に浮かんだのが結菜ちゃんだったからさ。ほんとごめん」




そう言って山崎先輩はあたしに頭を下げた。

あたしは先輩が言ったことで少し動揺してる。




そしたら聖奈があたしを見て



「相川くんが違うって…?」




聖奈には相変わらずなんて言っちゃったから変に思うよね。




「ごめん聖奈…」


「後で話し聞くからね」


「うん。」


「あの山崎先輩今日はこれで失礼します」




そう言って聖奈があたしの腕を掴んで足早に歩き出した。