柊斗があたしに飲み物を渡してくれた。
「ありがと」
「で、話ってなに?俺になんか用?」
「え…」
なんか柊斗がいつもと違う気がする。
気のせいかな?
「あの…」
「用がないならさっさとそれ飲んで帰ってくんないかな?」
「柊斗…?」
「俺さ、もう無理なんだよ。いつまでたっても振り向いてくんねぇし、うじうじうじうじ大樹先輩大樹先輩って…やってらんねぇ」
「いきなりどうしたの?」
「いくら頑張っても無理だから嫌気がさした。それだけ」
「……」
あたしは柊斗の変わりように驚いてグラスを持ったまま俯く。
そして恐る恐る口を開く
「…なんで殴ったの??」
「は?」
「なんで大樹先輩殴ったの??なんか理由があったんでしょ??」
「何言ってんの??理由??そんなんあいつの顔みてただ腹が立ったからだよ」
「嘘!!!!柊斗はそれだけで殴るようなことしない!!」
「お前に何がわかんの??」
「だって…だって柊斗は」
そう言いかけた瞬間
--グイっ
あたしの腕を掴んで
それと同時に
--バリーン!!!!
グラスが割れた。
あたしはソファーに押し倒されて柊斗に跨がれ両腕を掴まれてる状態。
あたしの両腕にグッと力を入れて
「なんか理由言ったら俺の女になってくれんの」
あたしを見降ろす柊斗はものすごく冷めきった目をしている。

