心の底から君が好き


- 結菜side -



翌日あたしは普通に登校して机についたら

いきなり伊勢谷くんが慌てた様子で来てあたしに向かって



「横橋さん!!柊斗が…人を殴って謹慎だって」



あたしはいきなりのことで驚いて目を見開く。

だって柊斗が人を殴るなんて…信じられない。




「謹慎って…殴ったって…誰を?」



あたしは次の伊勢谷くんの言葉を聞き固まった。




「2年の斉藤 大樹だって」


「…大樹…先輩」


「先生がなんで殴ったか聞いたら腹が立ったからってしか言わなくて、それ以上は何も言わなかったらしい…」


「……」




もしかして…昨日のこと…かな。

なんかそれしか考えられなくて…。






「思い当たることでもあるの?」



あたしが黙り込んだからかそう聞いてきた。






「いや…ほんとかわからないからなんとも言えない…」


「そっか…でもあいつは理由なく殴る奴じゃないからな」




やっぱなんか理由あるよね…。




「ねぇねぇ横橋さん。あいつの家に行ってやってくんね?」


「あたしが??」


「うん。このままだとなんかまた暴走ちゃうような気がしてさ…」


「柊斗が暴走しちゃうの…?」


「そう。心配なんだよ。俺が行ったって多分なんも変わんないと思うし…」


「そうかな…」


「とりあえず!!俺が住所教えるから行ってあげて」





そう言ってあたしに住所と簡単な地図を書いたメモを渡して


「よろしく!!!!」


伊勢谷くんは席に戻って行った。