早く帰るしたくさせなくちゃ。




「柊斗あたしたちも帰ろう?」


「結菜っち~やっと2人になれたね。…おいで」






そう言って両手をひろげて待ってる。

おいでじゃなくて早く準備しろ!!







「柊斗寝ボケてないで早く準備して」


「…いいから来いよ」






そう言ってあたしの腕を思い切り掴んで

あたしはあっという間に柊斗の腕の中。






「柊斗帰らないの??」


「帰るよ。でもこの時間大切」


「でも…」


「いつまでできるかわかんないって考えたら…」




そう言ったら力強く抱きしめてきた。





「ちゅーしてぇ」


「…ダメだよ。」


「どうしても?」


「…どうしても」



はぁ…と柊斗は深いため息をついて少し体を離して




「こんな大好きな子とちゅーできないって辛いな」



そう言ってあたしの顔を困ったように笑って見た。