柊斗は一瞬驚いたような顔をしたけどすぐに優しい表情に戻って
「やっぱなんかあったろ」
心配そうに聞いてきた。
さすがにやっぱり大樹先輩のことは言えないよ。
「ううん。今日はちょっとダメなだけだから心配しないで?」
「…そっか」
でもって付け加えて
「なんかあったら俺に言ってね。結菜っちの力になりたいから」
「ありがと」
柊斗の優しさにまた涙が出そうになるよ。
泣いたら心配させちゃうから我慢我慢。
「とりあえずさ、せっかくの文化祭なんだから楽しもう」
「うん!柊斗ほんとにありがとう」
「よし!じゃあ後半もがんばりますか!!もう終盤だし」
「大根マンがんばろうね!」
「おうっ」
あたしたちは空き教室から出て自分たちの教室に戻った。

