心の底から君が好き




あたしは大樹先輩を励ますかのように


「先輩だったら優しいしかっこいいしリードしてくれるし女の子からしたらもってこいなのになんで気づかないんですかねその子」


そう言ったら先輩は顔を上げて



「鈍感すぎだよな」








そう言って座ったままあたしを抱きよせて



--ぎゅっ



そのまま抱きしめてきた。



「先輩?!」



な…何この状況。読めない。…え。




「しばらくこのままでいさせて」




あたしはなぜか桃ちゃんが浮かんできて



「ダメです!!!!!!!!!」



そう言って思い切り手で押して体を離してしまった。

罪悪感がすごくて、ダメダメって…




「すいません大樹先輩…」


「俺もいきなり悪かった」




どうもここにいるに耐えられない気持ちになって



「あたし…もう時間なんで行きますね!先輩回ってくれてありがとうございました」



逃げるようにあたしは走っていった。