心の底から君が好き





お化け屋敷はやっぱり薄暗い照明で怖さが滲み出てるよ…。


こ…これが本格的じゃないの…?!

そう思ってしまうほど見た目が本格的。







柊斗があたしの手をぎゅって繋いでる。

でもあたしは怖くて怖くて…。





--ガタっ。




「やだぁぁぁぁぁ~~!!!!!!!」






--ぎゅ。


すぐさま柊斗の背中に引っ付いてしまった。

やっぱり…無理…無理無理無理ー!!!





「結菜っち大丈夫だよ」



そう言いながら柊斗のお腹にまわした手を握ってくれた。

あたしは柊斗の背中に顔を埋めてる状態だから前も後ろも全く見えてない。



でも






『わぁーーーーー!!!!』





--ビクっ!!!

声とか音は聞こえる訳でして…






そのたびそのたび柊斗にぎゅってやってしまう。




「結菜っち俺やばい…」




なんにも見えてないあたしには柊斗にとって何がやばいんだか全くわからない。

それより早く終わってほしいよ~。もうやだよ~。





「うぅ…怖いよぅ…グスっ」




あまりの怖さに涙が自然と出てきて

柊斗の背中多分あたしの涙で染みてるなぁ。

ごめんね柊斗。