あたしとは違って柊斗は自分の気持ちに素直。
柊斗を見習いたいなんて思っちゃうよっ!
それにね
「あたしさ…柊斗がからかってるなんて最初は思ってたけど、今は本気なんだろうなって思うよ」
さすがのあたしでもこれをいつまでもからかってるだなんて思えない。
少しそんな柊斗にうれしいなって気持ちもある…だけど…
「でもその気持ちに答えられる時…グスっ」
柊斗の真っ直ぐさを考えたら涙が込み上げてきた。
「結菜っち、わかってる。でも俺は自分の好きなようにしてるだけだから。結菜っちにやめろなんて言われてもやめない」
あたしの肩を抱くようにして顔を覗き込んできた。
「いつ結菜っちが俺を好きになってくれるかなんてわかんないけど、俺はずっと自分の気持ちをぶつけ続けるよ」
そう優しく優しく言って柊斗はあたしの体を引き寄せて
「でもほんとは…早く俺のこと好きになってほしい」
あたしを抱きしめながら弱々しく呟いた。

