心の底から君が好き



田部くんが笑いながら




「なぁ柊斗お前…まじで柊斗かよ?!」


「柊斗だよ!!なんか文句あんのか?!」






なんか田部くんに対してかなり俺様だよ柊斗。

あたしといる時ほんとに見たことない感じ。





「なぁ結菜ちゃん。前の柊斗って…」


「俊希お前言ったらぶっ殺す」





ぶぶぶぶぶっ殺す…?!

柊斗今ぶっ殺すって言ったよね?!ぶっ殺すって…。






「いいじゃんかよ。たぶん結菜ちゃんだって嬉しくなるんじゃない?」


「…。」






柊斗が珍しく黙りこんだ。

あたしが嬉しくなるようなことってなんだろ







「黙り込んだってことは良いってこどだよな。じゃあ結菜ちゃん聞いて??」



そう言って田部くんは柊斗の過去を話し始めた。




「前の柊斗…中学の頃だけど、やっぱりこいつかっこいいから女の子にモテて結構言い寄られてたんだよ。」





まぁそれはなんとなく想像できる。

今でもきゃーきゃー言われてるもんね。





「結菜ちゃんは考えられないと思うけど、柊斗全くといっていいほど女の子に興味なくてかなり冷めてた。まぁいろいろあったけどな」




冷めてた…?!これで?!


いやいやほんとに想像できないよ!!!

それにいろいろって何?…気になる。


でも田部くんは、そのいろいろを言わずに淡々と話す。



「俺はそんな柊斗見てて、本気で好きになる子できるなんて思ってもなかったよ。だから、正直結菜ちゃんに対しての柊斗見てビックリした」





そ、そうなんだ。

あたし夏休み前はあんまり柊斗学校に来てなかったから、どんな人なのかもわからなかったし。

でも夏休み前に1回だけ絡んで…ってよく考えたら、あの時の柊斗めちゃくちゃ冷めてたかも。


あぁ、そうそう柊斗は夏休み前はよく学校サボってたんです。



それで担任が責任感もてってことで今学期委員長にしたらしい。


担任はクラスがめちゃくちゃになる覚悟だとかなんとか言ってたけど。



んで今は毎日学校来てる。成長しましたね柊斗くん。