神村に着くとすぐに私達はばあ様の所に急いで向かった。
「まだ皆寝てるよね〜。」
「だね、昼間に来たら皆すぐ私達の所に来てくれるのにね〜。」
「やっぱり誰も来てくれないのは寂しいね〜。」
「だね。」
いつもなら、私達が来ただけで神村のほとんどの人達が神村の入口に集まってきてくれる。
まだ4時にもなってないから、誰も起きてない。
さっきも言ったけど私は神様だ。
私の能力は未来予知だ。まぁ、未来予知と言ってもたいしたものでもない。身の回りで悪い事が起こる時は必ず嫌な夢を見る。
でも、悪い事と言っても具体的には分からないから、ばあ様のところに行って見てもらうのだ。
ばあ様の家が見えて来た。
「あれ?ばあ様の家灯りが点いてる。」
「ほんとだ!もう、起きてるのかな?」

