私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



『俺たちが不幸になるかならないかなんて誰にもわからないことだ』


『っなるのっ! 絶対になるのよっ!!』


『根拠は?』


『そ、そんなの……』


『ないのか?』


『っ! 実際、私と一緒にいた人は不幸になった!!!』


『本人が自分は不幸だって言ったのか?』


『それはっ』


『言われてないんだろ? それはただの思い込みだ、姫華が「自分のそばにいる人は不幸になる」って思い込んでるだけなんだよ』


『…………ぅ』


『あ?』


『違うっ!!!!!』