私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



壱瑠以外の全員が賛成してしまった。

ちょっと。
空気よんでよ。
空気!!
エアー!!!!
ここにはKYしかいないわけ?!!
くぅ〜〜
残る頼みは壱瑠だけ!
頼みますよ!
だってあなた女嫌いだもんね!
きっと反対だよね?!
そうだよね?!!


『壱瑠はどうなんだ』


翡翠の言葉に壱瑠はゆっくり顔を上げた。
私は少しの願いを胸に、壱瑠を凝視していた。