私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



『いえ、なんでもないわ。
それで? あなたたちが桜龍だとして、私になにを求めているの? 私に媚びろと? そんなのそこらへんの女子たちにしてもらって』


『違う、そんなこと望んでいない』


『だったらなに?』


『翡翠、まずは自己紹介したい』


ブラウンに黒メッシュが言ってでた。


『自己紹介? 私に? 必要ないけど?』


そんなものしてもらっても困るし。