私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



突然入ってたきた聞き心地のいい声が聞こえた。

この声………。

私がそう思っていると。


『『『『『きゃぁぁぁぁ!!!』』』』』


またもパンダたちの悲鳴。
しかも栗原 壱瑠のときよりも凄い。

はぁ。
また様付けアイドルでも現れたの?

さっきまで私と言いあっていたパンダたちもその様付けアイドルたちに夢中で私のことはもう視界にすらはいっていない。


『まぁいいや』


そして私はパンダたちが騒いでる間に机に突っ伏した。

この煩さでも寝れるかな。


『おい』


あぁ〜
またか。
また私は話しかけられているのか。
モテ期か。
モテ期がきたのか。
糞いらねぇ。


『……………。』


とりあえず無視。


『お前なんでその席に座ってる』


また席の話か。
もういいから。
席の話に興味ないから。


『翡翠どうしたの?』


『この女誰だ?』


『…………………転校生』


『わぁ〜女の子増えたんだぁ〜どんな子どんな子ぉ〜?』


さっきの聞き心地のいい声の後に次々と新たな声が聞こえてきた。

仲間か。
様付けアイドルの仲間か。
はぁ………。
…………………ん?
翡翠ってどっかで…………。