『はぁ…早く行こう』


今は9:00。

遅刻決定だな。
まぁこの家は学校から近いからいいか〜

私の住むマンションは、学校に10分ぐらいでついてしまう。

私は鞄を持ち、靴を履いて玄関のドアを開けた。


『いってきます……』


私の声は誰もいない部屋にこだました。

言っても無駄なのにな…………。