歩き出していた私は歩くのをやめて後ろを振り返った。 『俺は華様がっっ!!!』 『なに?』 『…………っ』 何かを伝えようとするまっちゃん。 でもなかなか続きを話そうとしなかった。 『どうしたの?』 私は俯いてしまったまっちゃんのそばに寄った。 『っいえ、なんでもありません!』 急に顔をあげてそのまま歩き出してしまった。 『ちょっ! まっちゃん?!!』 一体なんだったの? なにか私に言いたいことがあったんじゃないの?