花笠 将稀。
この人は私の幼馴染み。
まっちゃんはかっちゃんと会った時からいるからもう家族みたいなもの。

まぁかっちゃんがいるってことはまっちゃんもいるとは思ってたけど。


『…………華様』


私はまっちゃんに抱きしめられた。

声、震えてるな。
まっちゃんも私を心配してくれたのか。
こんな私のことは心配しなくてよかったのに。
本当に二人とも優しいんだから。


『ふふ、まっちゃんが私の担任なの?』


『はい』


『まっちゃんちゃんと授業できるの?』


『はい』


『ふふ、まっちゃんが授業って想像できないね』


『はい』


『………………。』


『………………。』