『それじゃ……』 私は神城さんに背を向けて理事長室のドアを叩こうとした。 『姫華』 『はい?』 『敬語、やめろ』 『は?』 急になに? 敬語? 『え、だって神城さんって歳上だし…』 『歳上じゃねぇよ』 『え?!!』 絶対嘘! 『俺、一年だけど?』 『………………。』