私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



『…………俺の名前は神城 翡翠』


『翡翠………綺麗な名前ね』


『そうか? 俺はあまり好きじゃない…』


『私は好きよ? 翡翠ってとっても綺麗な石なんですよ?』


『へぇ〜』


『あ、今度翡翠の石がついたブレスレットあげましょうか?』


『いや、いいよ俺がつけるよりお前がつけてた方が綺麗だ』


『あなたも似合うと思いますよ』