『え?』 『だって、あんなに私を姫にしようとしてたくせに、近づくなって言われたくらいで簡単に諦めちゃうんだもんね』 自分でも呆れるくらいの皮肉。 馬鹿だな。 何落ち込んでるんだか。 『ちがっ!、翡翠はまだ姫華ちゃんのことを諦めたわけじゃないよ!』 うん。 わかってるよ。 私のためなんだよね? 『ふぅーん、でも普通あんな言葉だけで翔に鞄を届けにこさせる?、気持ちが薄かったから自分じゃなくて翔に届けさせたんでしょ?』 心とは真逆のことを口走ってしまう。 『姫華ちゃん……』