私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



『え?』


『だって、あんなに私を姫にしようとしてたくせに、近づくなって言われたくらいで簡単に諦めちゃうんだもんね』


自分でも呆れるくらいの皮肉。
馬鹿だな。
何落ち込んでるんだか。


『ちがっ!、翡翠はまだ姫華ちゃんのことを諦めたわけじゃないよ!』


うん。
わかってるよ。
私のためなんだよね?


『ふぅーん、でも普通あんな言葉だけで翔に鞄を届けにこさせる?、気持ちが薄かったから自分じゃなくて翔に届けさせたんでしょ?』


心とは真逆のことを口走ってしまう。


『姫華ちゃん……』