そう。
翡翠が私に近づくたびに香る女物の香水の香り。
ねぇ、私あなたが助けにきてくれて嬉しかった。
あなたが私を守るって言ってたのは本当だったって思えた。
だけど………。
どうして?
どうして、そんな匂いがするの……?
浮かれてた私がバカみたい。
『香水ってなんだよ』
『わからないのなら自分の服の匂いかいでみればいいわ?』
私の言葉で翡翠は自分の服に鼻を近づけ、顔をしかめた。
『っっ』
『わかった?』
『あぁ…くそっあの女』
あの女……。
それってきっと私をここに連れてきた、リーダーパンダだよね。
だって、あの人と同んなじ匂いの香水だもん。

