『克巳さん……』
『いいじゃないか、こいつらの今の瞳はあの頃の俺たちのみたいだと思わないか?』
『…………。』
『なぁ将稀』
『俺たちは何年待った。何年姫華を支え続けてきた。でも、今の俺たちに時間はない、ここでかけてみよう、翡翠たちに』
『…………。』
『俺たちもサポートすればいい。そしてこいつらが姫華を泣かすことがあればその時はお前の好きにすればいい』
俺がそう言った瞬間翡翠以外のやつの身体がこわばった。
『その時ばかりは俺はお前の指示にしたがおう』
『…………。』
『どうだ?将稀』
俺は俯いている将稀を見た。
〜克巳side END〜

