私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



こいつは紅蓮にそっくりだな…。
紅蓮とは違うのに似ている。
翡翠なら……………姫華を救えるかもな。
俺たちでも姫華の闇に光を宿すことはできなかった。
だか、こいつらなら。
かけてみよう。
お前らが姫華の光になることを。


『わかった、姫華のことを頼む』


『『『『『『はいっ!』』』』』』


『ふっ、お前もこれでいいだろ?』


俺は翡翠たちの後ろの扉に声をかけた。


(ガチャッ)


扉が開き、入ってきたのは将稀だ。


『……………。』


でも、入ってきた将稀の顔は納得していない表情だ。


『納得………できないみたいだな』


『できません』