私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



『俺が姫華から手を引けと言っているんだぞ?』


『…………。』


『……翡翠…』


俺の言葉に何も返さない翡翠に痺れを切らした翔が翡翠の肩を叩き首を横に振った。


『チッ! 俺は諦めません』


『ちょっ!翡翠?!』


『おいおいっ!まじか?!』


『翡翠〜?!』


『………………翡翠』


『頑固だねぇ〜〜』


翡翠の言葉に焦り出した幹部たち。

ほぅ、俺に食い下がるとはな…。