私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



『もう一度聞く、ここで何をしてる』


少し声を低くしながら聞かれた。


『………ぃや別になにも……』


私は恐る恐る後ろを振り返った。


『っ!…………』


私が振り返った瞬間目を見開いて固まってしまった。

え?
何?
なんで固まってるの?


『?? どうかしましたか?』


『………なんでもない』


容姿端麗君は顔を赤くしながら私から視線を外した。