私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



『おい、お前ら翡翠たち見てねぇか?』


『いや、知らないっすよ?』


クラスの奴に聞いても誰も知らない。


『あいつら留年にするぞ』


まぁ屋上なんだろうけどな。
あいつらの縄張りになってるからな。
あそこには誰も寄り付かない。


『しゃぁねぇ、後で克己さんに報告しとくか、出席とるぞ』


(ガラッ)

俺が出席をとろうとしたら翡翠たちが登校してきた。

やっとお出ましかよ。


『お前らおせぇ』


『すいません』