私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



〜将稀side〜


『じゃあ将稀、あつらをよろしくな』


『はい、わかりました』


俺と克己さんはまだ眠ってる華様を部屋に残し学校に来た。


『………ちゃんと起きて朝ご飯食べるといいんだけど』


華様のあの細さは異常だ。
まぁ食べることがめんどくさいって理由で食べないんだろうけど。


『全く、困ったもんだうちの姫さんは』


本当は華様を1人残して学校に来ることはしたくなかった。
でも、翡翠たちの件もあるから、仕方なくきたものの………。


『………翡翠たちいねぇじゃねぇか』


教室に入ったら翡翠たち桜龍幹部がいなかった。

サボりか?
あいつら。