私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



『チッ、何あれ』


『クールぶっちゃって、ちょっと可愛いからって調子に乗ってるよね〜』


『本当本当〜心の中では何思ってるか全くわかんないよね〜〜』


『『『こわぁぁい〜〜〜〜!!!』』』


女子は女子で言いたいことばっかり言ってるし。

はぁ………。
ちょっとはまともな人はいないわけ?
もう疲れるわ。

私は自分の席につき机に突っ伏した。


『……………翡翠たち、いないんだ』