私に愛をくれたのは『最強の暴走族』①



私は誰かがいる教室を覗いた。


『チッ、めんどくせぇわかった今日相手してやるよ』


そこにいたのは、とても容姿の整った男子生徒が電話をしていた。

わぁ〜………。
めっちゃかっこいい人。
でも、今すっごく不機嫌だな。
話かけるのやめとこうかな?


『………………………やめとこ』


私はそっとその場を離れることに決めて、ドアから離れた。


(ガラッ)『ここで何をしてる』


でも、とても心地の良い低い声に後ろから引きとめられた。

嘘、ばれてた?
なんて勘の鋭いやつ。