『なんで?』
誰もいないリビングの机の上に、置き手紙があった。
『………姫、おはよう。気持ち良さそうに寝てたからそのまま寝かせてた。俺たちはちょっとやることがあるから先に行くから!姫は今日休んでもいいからね?ゆっくり休んで 克己より
華様おはようございます。昨日の昼から何も食べていないと思うので朝ごはんを作っておきました。ちゃんと食べてくださいね? 将稀より』
もう起こしてくれてよかったのに。
でも、確かに、久しぶりに寝たって感じがするかな。
それに夢も見なくてすんだ。
『朝ごはんね、ふふ、ちゃんと食べなきゃまっちゃん怒るからなぁ』
置き手紙の横にあった朝ごはんを見て自然と笑っていた。
『でも、かっちゃんの用事って一体なんだったんだろ?』
かっちゃんなら学校ほったらかしで私と一緒にいると思ったのに。
私自意識過剰かな〜?

