「っっんぁ?何でこんな所にいるんだ?」 「だからやめようっていったじゃんん…」 「ここ山小?僕等いたの裏山だよね?」 みんな思ってる事は同じ。 墓地にいたのになぜ? そして 「…気持ち悪いわね…」 有衣の言う通り、 門をこえた時と同じ感覚。 ネットリと… ジットリと… 生ぬるくまとわり付くような空気。 どうか…どうか… 私がお守りを握った時、 雲が月を通り越して周りが明るくなった。