雷龍~ライリュウ~



─────コツン!

 「いったー!って、絢斗!?」


 「そんなに蒼の体、見たいのかよ。見すぎだぞ」


 ニヤニヤしながら、私をからかうようにして見てくる。


 「ちっ…違う!何で慌ててるんだろって見てただけ!」


 絢斗の体って、痩せてるのに筋肉がしっかりついてるんだなー…。


 「慌てんなって。分かってるよ。さっ、海行こうぜ」


 笑いながら、私の手を引く。


 ほんとに分かってるのかな?


 


 「うわーーー!!無理無理ー!!ほんっとに、ダメだって!」


 隣で、ケラケラ笑っているのは、絢斗。

 今日は、何か機嫌いいなー…ってそんな場合じゃない!