雷龍~ライリュウ~



~結奈side~

 
 遼平さんが、急ぎ目で行ってくれたから、早く海ヶ丘公園に着くことが出来た。

 
 今の時刻は、9時40分。

 10時に此処に待ち合わせになっていて、遅刻するのが嫌だったから、8時50分に絢斗が迎えに来てくれたんだよね…。ちょっと早く着きすぎちゃったな。


 まだ、誰も来ていない…と思ったら、遠くからバイクの音が聞えた。

 誰か来る…!


 「───このバイクの音は…琥太郎だろ」


 絢斗の予想はビンゴして、本当に琥太が来た。


 「おはよう、絢斗。結奈ちゃん」


 琥太は手ぶらだった。


 泊まる道具とかないのかな?


 そんな事考えていたら、私の心を読み取ったのか琥太がクスクス笑い始めた。