雷龍~ライリュウ~


 だけど、そんなの予定内。


 結奈をグイッと俺の元へ引っ張った。


 「眠いんなら、俺の上で寝な」


 結奈を膝枕の状態にさせると、顔を真っ赤にした結奈。

 だけど、俺が頭を撫でてやると、すぐに眠りについた。




 それからは、車内は無言が続いた。

 きっと、遼平なりの優しさだろうな。


 窓を開けて、外を眺めていると、海の香りが漂ってきた。


 もうすぐ着くか…。


 「結奈。着くぞ。起きろ」


 「ンッ────もうちょっと寝るぅ────」