雷龍~ライリュウ~



 「俺、有馬遼平。よろしくお願いします、結奈ちゃん」


 ニコッと微笑む、遼平に結奈もすっかり安心したようだった。

 
 俺等は、車で現地に行くことになっている。


 本当は、単車で2人きりで行きたかったけど、結奈は移動中に寝そうだからという事で、遼平の車に乗せてもらうことにした。


 荷物を車のトランクに乗せて、1時間の移動を開始した。


 いつもは、3泊4日しか行かないけど、結奈の笑顔を見たくて、4泊5日にした。


 「絢斗、楽しみだね!」


 「あぁ。そうだな」

  
 俺は、結奈の手を握りしめて、結奈の顔を眺めた。


 それから20分くらいした頃、結奈がウトウトし始めた。


 昨日の晩、早く寝なかったのか…?